じゃがいも+スパイスは、震えるほどおいしい
暑い!
そしてエアコン寒い!!
というわけで、ここんところ蕎麦とか、うどんばっかり食べてます。
なぜなら、塩っぱくて暖かい汁をゴクゴク飲みたいからです。
汗に奪われた塩分を取り戻しつつ、エアコンで冷えた体を芯から温めるのですよ。
が、私にはもうひとつ有力な選択肢があります。
それは、スパイシーな料理を食べること。
これは完全に気分の所作です。
実際は普段、中国でもっとも寒冷な地域である東北部の料理を食べて、やっぱコレコレとか言っているんですから。まあ、そんなもんです。
というわけで。
こんな感じの。
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SITAARA TIARA(シターラ ティアラ)
【右】
野菜サモサ
361円
【手前】
【手前】
キーマ&チーズサモサ
361円
【奥】
【奥】
ほうれん草のサモサ
361円
…………………………………
サモサを買ってきたのです。
サモサはインド料理のひとつ。
コロッケの具みたいなジャガイモ中心のフィリング(スパイス味)を小麦粉の皮で包み、油で揚げた料理。
形状は三角錐。
昔に一度だけインドに行ったことがあるのですが、そのときの印象ではレストランでオーダーするものというよりは、路端のサモサ屋さんで1〜2個買ってそこらに座ってサクサク食べ歩くストリートフードって印象でした。
http://blog.tirakita.com/2017/03/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%92%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E8%BB%BD%E9%A3%9F%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%82%B5.shtml
↑
例えば、こんな感じです。
私が食べた数少ない機会はぜんぶ揚げたてだったのかな。
控えめに言っても、凄まじくおいしく、ジャガイモとか豆のスパイシーな料理が大好きになるキッカケになりました。
しかし、こんなに、オシャレでフォトジェニックなサモサは、インドではお見かけしませんでしたよ。
というか、日本でも見たことないです。
お店は以前、チキンナーンドッグを買って食べたSITAARA TIARA(シターラ ティアラ)です。
ただ、懸念がひとつ。
これ、買った時点で全然揚げたてじゃなかったんですよ。
冷えてた。
で、お店の人に、どうやって温め直すのがいいですか?と訊いたところ、
「常温で良いと思いますけど、温めるならレンジでお願いします」
え?レンジ?オーブンじゃなくて大丈夫なんですか?
「はい、レンジで」
そうですか。でも、このカチカチに硬く揚がっている小麦粉の皮、レンジだとふにゃふにゃにならないのかな。
ほんとかな?
……まずは、常温で食べてみたいと思います。
3種類のなかでももっともプレーンっぽい「野菜サモサ」からいきましょう。
皮がガリッガリ。硬い!!!分厚い。
ナイフから「ザククククッ」という感触が伝わってきます。
パクリ。
うっ、あはは、想像の2倍くらい辛い。
そして、想像の2倍くらいおいしいです!!!!
ついつい笑いがこみ上げてきます。
塩の効き方が秀逸。
スパイスもおいしいーー。すごくおいしいぞ。
ごめんなさい、舐めてた。
なんて説明すれば良いのでしょう。
日本のコロッケって玉ねぎが入るせいか、すごい甘いじゃないですか。アレがない。
だから素材の味がすごい。
大きなカシューナッツもゴロリ。
このコクがすごい!
そして、スパイスがなー。なんなんでしょう。
シンプルかつ、イキが良い。
コロッケのタネというよりはアレみたいです。
マサラドーサの中身。
ああ、我ながらなんてわかりづらい説明なんでしょう。
なんかすいません。
「ほうれん草のサモサ」もいってみましょう。
うぉう。
これは、ものすごくほうれん草だな…。
ほうれん草嫌いの人なら即死レベルです。
だけど、ポパイはじめ、ほうれん草好きの人ならみんな、あああ、これこれ~ってなるはず。
ストーブとかの鋳鉄鍋で、青菜を無水でオイル蒸ししてクッタクタに虐めたおしたら、独特の「草!」って感じになるじゃないですか。
ああいう感じで、ほうれん草の風味をまったく水に逃さず濃縮したような風味です。
実に濃いですよ。
グリーンピースが良いアクセントに。
そして最後は、一番味が濃そうな「キーマ&チーズサモサ」。
赤いです。
赤いです。
んー。
白い四角のがチーズかと思いきや、これはチキンですね。
で、左側の生地がめっちゃ分厚いみたいになっている箇所が、鶏のひき肉(キーマ)みたいです。
チーズはどこへいった?
まあいいか。
食べます。
う。
あああ。
たったここ数分のこととはいえ、ベジの味に慣れていた私の舌が、悶え叫びます。
これは、凄まじいコク。
うま味爆弾です。
姿が見えないチーズがこれまたずいぶんガッツリと効いているなあ。
たっぷり溶け込んでいるんですかね。
もう、すごい。
それらのすさまじいコクを軽やかに乗りこなす、これまた香しいスパイス。
はああ。
そうだよなあ、ベジなスパイス料理も、ノンベジなスパイス料理もおいしいけど、優劣なんてつけられっこない、ぜんぜん違うタイプのおいしさだものなあ、と再認識です。
繰り返し口から漏れ出る、「おいしいなあ」の声。
自分で自分に笑っちゃいました。
ちなみに友人と一緒に食べたものの量が多くて、残っちゃってですね。で、その日の夜に少し残っていた分を食べたんです。
その際、店員さんの言う通りにレンジで温めました。
するとあんなにザクザクと硬かった皮が……。
好みもあるかとは思いますが、私は常温で食べることをおすすめします!
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「SITAARA TIARA」(シターラ ティアラ)
シターラはインドの言葉で「星」の意味。
青山その他に4店のレストランも持っているみたいです。
かなり上品なインド料理なんじゃないかと予想できるので、意外に胃にもたれず年齢高めの人にも受け入れてもらいやすいかも。
こりゃ要調査ですね!
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