見た目インパクト以上に、とにかく本気でおいしい何か

伊勢丹デパ地下で購入した、爾比久良(にいくら)。
このお菓子を初めて食べたのはいつのことだったでしょう。

友人に「おいしいから!」と教えてもらい「すごい名前だな」と記憶に残り、銀座三越だったか三越本店だったかで購入した記憶。
マガハの雑誌『&プレミアム』なんかにも掲載されていましたよ。たしか作家の方が褒めちぎってたはずです。

今回はいつもの伊勢丹新宿店地下をぶらぶらしているときに偶然見かけました。
売り場は、日本全国の銘菓を取り扱う「名匠銘菓」。
阿闍梨餅でも売ってないかなーと冷やかしたところ、偶然発見。

おおお、爾比久良じゃん。伊勢丹でも扱っているのね。
ラッキーラッキー。

紹介しましょう。

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こんな感じ。

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はい、大吾って名前の和菓子屋さんの商品です。
ちなみに私、この時点でちょっと笑っちゃってます。

なにせ、重い。
とにかく重量が重いんです。
ははは。

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ビリビリ。

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パカリ。
献上品ですって(昭和天皇献上品らしいですよ)。

そして、武蔵野銘菓ですって。
大吾の店舗は埼玉県新座市ってところにありまして、現在の武蔵野市の象徴である吉祥寺からバスを使って30分程度の大泉学園が最寄り駅。
私は行ったことありませんが、知識として、ね。

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こういう四角の物体が2つ入ってます。
すごい存在感。

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これを開けると…

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こんな素っ気ない、地味な物体が入っておりまして。

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ざくり

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和菓子 大吾(わがし だいご)
爾比久良
1010円
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こういう中身が出てくるわけです。
かわいい、見るからにぽっくりしてそうな栗ですね。

ちなみに切り分け方としては対角線の角と角をつなぐ線で斜めに切ると三角になって見栄えが良いようです。

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こんな風です。
が、私は、どうせ独りだからと、丸まんまガブリとやることもあるし、フォークでちまちまと崩して食べることもありますす。


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「しっとり」と「ホロホロ」の中間くらいの質感なので、包丁で上手に切るの難しいんですもん。

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そう、そのしっとりホロホロのこの部分、俗に言う「黄身餡」ですね。
白餡と、卵の黄身を混ぜて作られる、「黄身しぐれ」なんかに用いられるアレです。

この黄身餡、当店においては、「黄味羽二重時雨餡」と呼ばれているもので、これが、えええ?ってなるくらいにおいしいんですよ。

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もちろん。
この栗の甘露煮&こしあん部分も絶妙。
なんて説明すべきなのだろうか。

堂々たる豆のコクと香りが前に立ち、その後ろから上品な砂糖がじわり主張してくる感じ。

黄身餡って、あんこと同様、お豆じゃないですか。
で、その豆の中心をぽっくり炊いて最高においしくしたところだけを集めて集めて口に放り込んでいるかのような感覚なんですよ。

そんな、最高すぎる何かを存分に味わいながら、あんこと栗で贅沢に一休みする感じ。

……たまらない。
おいしい。
「えもいえぬ」と言うにふさわしい。
ああ、いくら言葉を尽くしても、まったく説明できないほどにおいしい。

ふー。
えーと、ここでひとつ、「サイズ感」について補足させていただきましょう。

この爾比久良のサイズ感、かなり微妙に人を迷わせるやつなんですよね。

先程、あの巨大ブロックを放射線状に4つに切ったやつ。
それをひとつで1人分とするのが基本かと思います。

見た目的にちょっと足りないかなあと思うかもしれませんが、かなりの密度、かなりの重量感なので、きっと食べ終わることには満足していることでしょう。

が、絶妙に「もうちょっとだけ食べたい…」となるサイズでもあります。
ので、用意する際には、不安ゼロで「おかわりいかがですか?」と言うためにも、想定の1.5〜2倍量を購入するのがいいかもしれません。

つまりは…ブロックが1つで4人分。
今回私が買った2個入りだと、8人分…8人って多いな。

そう考えると、この爾比久良、やたら安くないですか?
8個に割ったら130円くらいのもの。

じつに格調高い、上品な味だし、大きな栗も使っているし、正直、3倍くらいの値段でも違和感ないんですよね。
いやあ、なんかもう、すごいお店ってあるんだなーって、そういう気分にさせられます。

今度実家に帰省するときにでも、土産にまた買おう。
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「和菓子 大吾」(わがし だいご)
本店は、大泉学園駅からバスで5分程度。
爾比久良はもちろん、爾比久良の黒糖味や、黄身餡をつかった黄身しぐれその他、さまざまな和菓子も。
とはいえ、お世辞にも訪れやすいとは言い難い。ので、百貨店で買うのが近道でしょうかね。
以下、伊勢丹での入荷日。
新宿店では、毎月、5・15・25日の販売。
※5・15・25日が火曜日にあたる場合は前日の販売。
浦和店だと、第2・4金曜日。
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