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GOKAN 五感
12個入り
7020円
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「サロン・デュ・ショコラ2018」で買ってきたセレクションボックス(ぜんぶ違うショコラティエの作品が一気に食べられるもの)全レビューも、3箱目に突入。
「GOKAN」(五感)です。

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ボックスデザインを見ると、「GOKAN」(12個入り)は、「アヴァンチュール」(16個入り)を一回り小さくしたような雰囲気。
ショコラティエも、フィリップ・ベルとか、オリヴィエ・ヴィダルとか、フェルベールとか、「アヴァンチュール」と何人かカブっているんです。
けど、入っているショコラはぜんぜん違うもの。

公式は〈味覚はもちろん香りや食感、音、ビジュアル。「五感」をテーマに個性あふれるショコラが集まりました〉とのことですよ。
確かに「ソバ」とか、「オチャ」…。気になりますね。

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食べた友人はこんなふうに全体の所感を述べてました。
「とにかく色とりどりで、食べて楽しい。ショコラはエンターテイメントだよ!って言われているみたいな感じ」
なるほどー。

それでは、ショコラひとつひとつの感想はどんな感じなんでしょうか。

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左上からスタート。
右へ〜で、一段づつ下がっていって、っていう順番です。


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(※すいません、いきなりなんですが、割る前の写真撮り忘れました!!!)
フィリップ・ベル
〈プラリネ・ヌガティーヌ〉
ヘーゼルナッツとアーモンド。そしてヌガティーヌ。
カリッカリのナッツがたっぷりで食感良し。


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オリヴィエ・ヴィダル
〈ドゥスール〉
ジャムでたまに見る苺とルバーブの組み合わせ。酸っぱさがと甘さが良いバランス。


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フランク・ケストナー
〈スゥスペンス〉
すごい。
パチパチしゅわしゅわ口の中で砂糖が弾ける。
懐かしい駄菓子ドンパッチ、わたパチのアレと言えば一発で伝わるかもしれない。
もちろん駄菓子感はなく、ヘーゼルナッツのどっしりした味わいと、上品な仕上がりが印象的。


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クリスティーヌ・フェルベール
〈オリアン〉
ジャムで有名なフェルベールは、オレンジとカルダモンとガナッシュの組み合わせ。
流石というか、違和感なくバランス良いです。


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クリスチャン・カンプリニ
〈デュオポメロ〉
グレープフルーツのほろ苦さがしっかり効いててパンチがある。すごく好きな味。
このセレクションボックスは食感や風味に特徴があるチョコが多いので、飛び道具的なチョコが好きな人は気にいるだろうなあと、あらためて思います。


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ニコラ・ベルナルデ
〈ソバ〉
アーモンドとそばの実のジャリジャリ感が楽しい。
そばの香りはあまり感じないなー、と思ったけど、食後にふわーっとそばの香り。


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パスカル・ル・ガック
〈スモーキーなオチャのガナッシュ〉
紅茶の香りと燻製の香りがすごい。
このセレクションボックスの中で一番クセが強いけど、一番好き。
おそらくお酒とも合う。
クセが強い材料を使っているのにギリギリのバランスで完成しているチョコを食べると感動してしまう。
パスカル・ルガックのブースにも行けば良かった…。


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パティシエ エス コヤマ
〈アルアコ72%&カカオフルーツ〉
フレッシュなカカオフルーツペースト入り。
カカオを果実として使用するのが面白いです。
会場でカカオ果汁のジュースも飲んだけど、パッションフルーツのような、南国の果実感が強いです。


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セバスチャン・ブイエ
〈プラリネ グラン ド ラン〉
プチプチとした食感と香ばしさが特徴。
ヘーゼルナッツと亜麻の実のプラリネだとか。
ミルキー。


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ユーゴ・アンド・ヴィクトール
〈スフェール シロ ダマンド〉
アーモンドのシロップが口の中で溢れる。
ものすごくジャンクなんだけど、プロのバランスで野暮ったさはなし。
フランク・ケストナーのパチパチするチョコもそうだけど、「物凄いクオリティで作られた駄菓子」みたいなチョコは面白いし、思い出補正も入るので好き。


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ル ショコラ ドゥ アッシュ
〈プラリネ パッション〉
けっこう重めの味。濃厚なパッションフルーツとガナッシュの組み合わせ。


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ブルーノ ルデルフ
〈そばの実のプラリネ〉
ニコラ・ベルナルデの「そば」よりそばの香りが全面に出てる。
題材が被ったりするの、企画した人はセレクトの調整大変そうだな…と勝手な心配をしてしまう。

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以上、「GOKAN」でした。

読むだけで凄く個性的なショコラだらけなのがわかる感じでしたよね。
一流ショコラティエの発想力って、本当にすごいなあ。

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