可憐な姫リンゴを手に甘い時を…すごせるかな?


なにコレー。

……まずは店頭でのビジュアルを御覧ください。


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何やらカワイイ。

カワイイぞ。

こりゃ買うでしょ。


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このお菓子はどんどん写真を見せたい!


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どん。


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どどん。

包装かわいい。

オープン!


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いいですねえ。


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賚果 源吉兆庵

姫の紅衣(ひめのべにごろも)

864円

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りんごですよ、りんご。

なんて美しくも鮮やか。


売ってたお店は、賚果 源吉兆庵(らいか みなもとのきっちょうあん)です。

源吉兆庵といえば、岡山の名店。

季節の果物を使ったお菓子で知られている店で、マスカットを用いた「陸乃宝珠」なんてほんとキレイ。

その源吉兆庵が特別ブランドとして伊勢丹新宿店の5階で運営しているのが賚果」というカフェ

さらに同店のデパ地下B1でも「賚果 源吉兆庵」という名前のショップを出している、という感じです。

ややこしいですね。


カフェの「賚果」はフルーツをふんだんに使ったおいしそうな料理とともに、ミナ・ペルホネンの名作ファブリック「タンバリン」を張った椅子がめちゃくちゃカワイイことで話題になりました。

某セレクトショップとか神楽坂のla kaguなんかで扱っていたアレです。マルニ木工の。

最高。


と、前置きが長くなりましたが問題は味ですよね。


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ざくり。

割るとこんな感じ。

おおお、りんごっぽーい。


がぶりと食べてみると、りんご!

あ、本当にりんごなんだー。


一番中心にはレーズン入りのりんごのコンポート。

その周りに白あん。

下にはカステラ生地。

そして一番外側の朱色はパイ生地。

わー、こりゃ食べたことがないくらい複雑なお菓子ですよ。


このサイズのりんごってどうやって作っているの?と思いきや、これ、姫リンゴなんですって。

姫リンゴは食用じゃないじゃん。

そう思いますよね。

でもこれ、「アルプス乙女」という名前の、食べてもおいしい姫リンゴなんですって。

そんなのあるんだー。

ぜんぜん知らなかった。

これをシャクシャク焼きリンゴくらいの硬さでコンポートに。


それを包むのがけっこう糖度が高いねっとり白あん。

さらに下3割くらいがカステラ生地でつつんであるんだけど、これもけっこう甘いシロップを吸わせているのかなあ。

なんなら砂糖がジャリつきそうな、うーん、北海道の銘菓・よいとまけを思わせる甘さです。


で、一番外側の周りの薄衣(パイ生地)が甘くない。

見てくださいよ。


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紙みたい。

なんか、不思議な食感。


あまりバターを使ってないとか?

独特のキシみ方を感じる食感です。


こういうお菓子って、バターを全体的にふんだんに使って芳しくしっとりさせるのが常套だと思うんですけど、そこはやはり生粋の和菓子屋さんってことなんでしょうね。

全体的にバターを感じず、さっぱりした食味なんですよ。

細部にいたるまでオモシロだらけですね。


こんな素敵で面白いお菓子を目の前にしたら、謎解きしているだけで、時が過ぎそう。

食の冒険を共有できるラブラブカップル向けかなー。


芳しい紅茶か、酸の効いたキリッとした白ワイン(冷え冷え)と一緒に食べたら、素敵な時間になりそうじゃないですか?


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「賚果 源吉兆庵」(らいか みなもとのきっちょうあん)

家宗 源吉兆庵を母体とするブランド。

詳しい情報は本文に書いちゃったからここでは割愛。

とりあえず、「SUIKANSYUKU 粋甘粛」ってお菓子がとてもおいしそうなので、そのうち食べたいと思います。

あと、5階のカフェの方も行かなくっちゃですよ。

ついついマリオジェラテリアでジェラート食べがちなんですけど、たまにはお茶もね、したいもんね。

http://www.kitchoan.co.jp/site/index.html

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